断片的なものの社会学 岸政彦

「断片的なものの社会学」という、社会学者の岸政彦さんの著書を読んだ。


タイトルに「社会学」とわざわざつけており、どんな風に論じるのかと思い読んでみたら、何一つ結論を言っていなかった。

いや、一つだけ言っているのは「僕はどうしたらいいかわからない」ということ。


わたしが、何年か前に突然マイノリティの立場に立たされた時、それを打ち明けた相手はマジョリティに属する人たちであったが、彼らの言動は気遣いのつもりの暴力であった。

それから、もし自分が逆の立場になったとき、わたしが経験したことのない立場に置かれたマイノリティであることを親しい人から打ち明けられたとき、自分は、その超えられない壁に対してどうやって寄り添えばいいのか、ずっと疑問に思っていた。


上記の本を読み、答えは全くでなかったけれど自分の支えになる本の1つとなった。読み始めは困惑して読むのをやめそうになったけど…。


作中に書かれた中で印象に残ったことは、「マジョリティというのは、そもそもその問題(や状態)について考えたことのない、考える必要のない人たち」と書いていて、まさにその通りだよなぁと思った。

目の前には

例えば、余命を宣告されたとする。

あと数年、数ヶ月、数週間、、、


会いにきてくれる人がいる。

死ぬ前に顔を見せにきてくれる人がいる。それはきっと幸せなことだ。


でも、余命を宣告されなかったら会う予定のない相手というのは、そもそも友達なのであろうか。

喧嘩してた相手が、もしわざわざ謝りにきたとしたら、それは友達に戻ったことになるのだろうか。


大半の人が当たり前に受け取るものを自分が与えられてなかったことに気付いて、これから自分でお金と時間をかけてそれを得るための行動を起こしていかなくちゃいけないと気付いたとき、あまりの周りの人との差に愕然としたし本当に馬鹿らしいと思った。
よく友達や先輩から細かいことで、運がないよねwと言われてはきたけど、実ははじめの大きなところで運がなくてそれが原因でたくさんの選択を誤ってたみたい。
とにかく馬鹿らしいと思っていたし恨めしい気持ちにもなっていた。

カウンセリングで洋服についていろいろ話したときに、外見や身に纏うものへの偏見でかなり自分で自分の首を絞めてることに気付いた。
次の日、服を選ぶのが楽になって、周りの人が洋服のことで自分を馬鹿にしていないと思うことができて、すごく心が軽かった。

バカらしくて「なんで自分だけこんな思いを」って思ってたけど、こんな風に今よりも良くなっていくことや、今まで暗かった世界が少しずつだったり大きくだったり明るくなるのを感じられるのはなかなか良い気分だなって思った。

いつからだかはわからないけど、BBQがずっと苦手で断り続けてきた。サークルでどうしても参加しなくちゃいけないときは、ひたすら肉焼き係りに徹してた。わからなかったり苦痛を伴うことが多くて長いこと苦手意識を感じていた。

今日、会社の人たちとBBQをしたわけなんだけど、大丈夫だよって言ってくれた人たちのおかげでなんとか乗り切れた。
嫌な気持ちになることがほとんどなくて、その嫌な気持ちの原因もいろいろわかった。

「エリンギちぎって入れて」ってアヒージョにいれるのに頼まれたときに、どうやってちぎったらいいかわからなくて、ちぎって責められるとこまでが瞬時に浮かんでしまいエリンギ持って動けなくなってたら、一人の主婦の方が、「アヒージョにいれるエリンギってどんなだろうねw I'don't know〜」って言いながらはちゃめちゃなちぎり方しててそこで気付いた。
なんか頼まれたときやひとのためにやらなくちゃいけないとき、責められるとこまで考えているみたい。エリンギの切り方なんてそんなに重要なことじゃないのにね。
他の場面でも、どうでもいい場面で謝らなくていいことで謝ったり怖くなったりしていることがよくある。

だめだ眠い

「相手が自分にとって酷いことをしてきた」という大義名分を得た人が、それを振りかざして平気で意地悪をして来たり、長い間批判してきたりする。

自分だったらそんなに嫌な相手なら、自分から距離を置いたり、関わることを最小限にしたり、もし距離を置くことが難しい相手なら話し合う方法をとると思う。

そういう方法を取らずに関わり続けて、尚且つ意地悪したり批判してくる人は、きっともとから人を虐めたり自分が被害者になりたい人で、大義名分を探したり与えられたりすることをいつも待っているのかもしれない。

入院する前はずっと理不尽な対応をしてこちらの精神を殺してきたのに、入院した途端平気な顔でお見舞いに来て、退院したらまた殺害が始まった。

誰かを精神的に追い詰めて支配することでしか、自分の立場を確認できない人なのかもしれない。
常識から外れた親に育てられた人間が、常識を親に求められるのはおかしな話だなぁ。

大体の物事には流れがあって、通り魔殺人みたいな話しでもない限り、その大義名分を得るに至るまでに自分にも非があったり関係が変になる原因はたくさんあったのに、その一箇所だけ流れをぶった切って被害者ぶるのは、おかしな話しじゃないのかなぁ。


(´;ω;`)ウッ

入院生活も16日目を終えようとしています。
入院7日目で中心静脈栄養法に切り替え、鎖骨の下の静脈にカテーテルを入れました。

入れるときに、多分緊張のしすぎで肩の筋肉にかなりの力が入り、右肩が何日か痛みました。
でも2〜3日で痛みはすっかり消え、胸に刺さってること以外は割と普通に生活をしてました。

今日16日目。昨日まで何にもなかったのに、朝起きたら挿入部が腫れて、そして右肩から右胸、肩の後ろにかけてめちゃくちゃ痛い(´;ω;`)
というか朝よりもどんどん痛みが増してて、右腕があげられない。
クソが、という気持ちで、書いてやったぜ〜

痛み止めもらいます。