23歳 進路の選択肢がいくつも分かれている。

中学生のときも高校生のときも大学生のときもそうではあった。あのころは何にでもなれると信じていたし、現に人生の選択肢はそれこそ無限にあった。

 

23歳 新卒で入社して、社会人1年目。将来やってみたい仕事もある。バリバリ働きたいのかもしれない。それとも遊びまわって、たくさん恋愛して、今しかできない思いをしたいのかもしれない。

 

女で20代前半。売り手市場にいる自覚はある。そこにもかしこにも出会いが転がっていて、楽しい思いはいくらでもできる。でも、でもいつかその時期は過ぎ去って、今のようにはいかなくなることもわかる。

一刻も早くこの恋愛市場から抜け出したい気持ちと、まだまだ遊んでみたい、知らない人に出会ってたのしい時間を過ごしたいという気持ちの狭間で揺れている。

 

将来は子供がほしい。じゃあそのためにはいつ結婚する?その相手とはどのくらい付き合おう?どんな人と?じゃあ仕事は?遊びは?恋愛は?

 

女の価値というものが、若さが大部分を占めていることは本当に残酷なことであるよね。美しくなければ、かわいくなければ、痩せていなければ、少しでも若く見られなければ。

他人に自分の価値基準を委ねていることが当たり前になっている現状は、辛く生きづらいものではないのであろうか。

 

高校の頃の先輩で、彼氏と同棲を始めた人がいた。価値観の相違で同棲生活はすぐに破綻してしまったが、結婚や同棲など、他人である誰かと一生をともにしていく覚悟を決めなければいけない年齢に足を踏み入れていることを、他人の話を聞いて実感した。

 

マーケティングをして市場にあった売り出し方をしてする恋愛も、合コンや婚活から始まる恋愛も、何のためにするんだろう。

恋人がいないさみしさを埋めるため?結婚して、独身というレッテルから逃れるため?世間体?

 

23歳は年齢的にはもうすでに大人であるし、相手さえいればいつでも結婚できる。でも、結婚てなんだろう。なんで結婚したんだろう。未来への不安?

 

いつも正解がないと動けない性格の私には過ぎていく時間は残酷で、いつも選択を迫られているような。